今回は、伊豆市在住の仙座 夏子さんにお話を伺いました。
■ プロフィール
仙座 夏子 (せんざ なつこ) さん
株式会社FMIS 勤務
石川県出身。 主に営業、広報を担当しながら、ラジオパーソナリティ、ディレクターとしても活躍。伊豆市の広報誌制作や、FMIS発行のフリーペーパーの編集も担当する。カメラを片手に伊豆半島を駆け回る。
伊豆半島の多くの地域を巡られているんですね。どんなときに旅に出かけますか?
地元の石川県の友だちが遊びに来たときに案内することもあれば、一人でふらりと旅行に出かけることも多いですね。一人で出かけるときには、仕事がちょっと行き詰まっていて、何も考えずにリラックスしたいときとか。
伊豆の自然のなかに身を置くと本当に癒されます。伊豆半島は、自分にとっては「旅に出る」といより、日常の延長にあるような感じもありますね。
仙座さんにとって旅のおもしろみはどんなところですか?
「何かを発見する」楽しみですかね。
それは、旅先での人との出会いだったり、新しい土地(場所)だったり。自分は移住してきたので、もともと住んでいる地元の人たちより、伊豆の自然や風景を新鮮に感じられるのかもしれません。地元の人たちがあまり意識しないようなところに目がいきますね。
なので、出かけるときは、なるべく同じ道を通らないようにしています。(笑)旅行中も、知らない道を選択して「何かしら発見できたら」という気持ちがありますね。
「伊豆タイム」で生きる
将来は、どんなことをしていきたいですか?
伊豆に移住して8年が経ちましたが、伊豆の暮らしは本当に大好きです。
将来は、伊豆と地元(石川県)の2拠点で仕事ができたらと思います。伊豆と石川県は、距離的に遠いこともあって、人の行き来が少ないですね。そんな中で、例えば「石川県の商材を伊豆で売り、伊豆の商材を石川県で売る」とか、2つの地域の交流が深まるようなイベントとか、両方の地域をつなぐようなことができたらおもしろいかなと、思っています。
あと、最近「自分たちの住む伊豆が大好き」という若い人たちが増えていることを実感しています。高校生や若い人たちの前で話す機会が増えたこともあるんですが、「地元をもっと知りたい」とか「地域を盛り上げたい」という若い人が増えています。
自分の仕事にもつながるんですが、若い人たちの活動は、積極的に発信したいと思っています。こういう若い人たちがいると、これから伊豆はますます面白くなりますよ。
最後に、「伊豆の良さ」をあえて一言でいうと、どんなところですか?
人があったかいことですね。
伊豆の人たちは、面倒見がいいですし、何をしてもおもしろがってくれます。「まずはやってみたら」という感じでトライさせてくれて、失敗をしてもまたそこからチャレンジさせてくれる、そんな包み込んでくれる雰囲気がありますね。
人が良いからこそ、移住して今でも住み続けているんだと思います。
あと、伊豆には「沖縄タイム」のような「伊豆タイム」という時間があると思っています。「伊豆タイム」とは、伊豆の暮らしを有意義に過ごしている時間かな。「のんびり」ともちょっと違うんですけど「自分を見つめながら、自分らしい時間を過ごしている」といった感じがでしょうか。自分のペースで生活している人たちに流れている時間かもしれないですね。私自身もそんな「伊豆タイム」を大切にしたいと思っています。