クイズ司会者:河津の名物の花と言えば、
回答者A:ピンポン!「河津桜!」
効果音:ブブー!
クイズ司会者:河津桜ですが、河津桜と入れ替わるようにフラワーシーズンが到来する花と言えば何?
回答者B:バラ!
効果音:ピンポン、ピンポーン!
というように、花を愛でる心の豊かな方々の間では河津のバラというのは結構有名です。
河津には、バラの香りに包まれる本格派フランス式ローズガーデンとして名の知れた「河津バガテル公園」があります。
さらに、化学農薬不使用で食用のバラを栽培している「伊豆ばら園」があります。
温暖な気候、海辺のリゾート地、そしてバラの産地とくれば、もうほとんど河津は南フランスニース地方といって過言はありません。
今回は、そんな日本の南フランス河津町は「伊豆ばら園」で製造されている「伊豆河津産薔薇ジャム」をご紹介します。
日頃、お忙しい日々をお送りされている方に香り豊かな午後のひとときをおすそわけできれば幸いに存じます。
Contents
半世紀にわたり紡がれたバラの栽培技術
バラジャムが買えるのは、伊豆ばら園に併設する「70cafe(ナナマルカフェ)」です。
すごくおしゃれなカフェです。メニューもおしゃれ。
(Nanamaru 70 cafeホームページより)
こちらのカフェで購入できるバラジャムは、伊豆ばら園で丁寧に栽培された食用バラが使用されています。
半世紀にわたり、切りバラ、ガーデンローズを栽培・販売してきた中で培ってきた技術を使い、化学農薬不使用の食用バラの栽培に成功しました。
化学農薬を使っていないので、安心安全に食べることが出来ます。
バラジャムは3種類あります。
ウェーブのかかった花弁と紫色の花色が目をひく「エンジェルフェイス」
さわやかなフルーツ香とルビー色の花色が華やかな「ドフトボルケ」
香水の原料にもなるフレグランスローズの王様「ロサ・ダマスケナ」
美しいですね。心が洗われるようです。
今回ご紹介するのは、その中でも70cafeさん一押しのドフトボルケ。
こちらのバラジャム、一番香りがよい早朝に摘んだ花だけを使用しているそうです。
早朝です。想像してください。90%の南フランスの朝と海の波音、潮風…
バラは、日光をとても好むそうです。しかし、高温は好みません。そしてそよ風を必要とします。
バラはわがままなんですね。それは、星の王子様に学んだとおりです。
そういうわけで、バラを育てるのは大変なのです。
バラの花びらの食感
上品なデザインの瓶に納まったバラジャムのお供にハーブティーを用意してみました。
筆者は断酒(※ソバーキュリアス(Sober Curious)というようですよ。英語だとなんでもかっこよく感じますね)中で、(あ、1ヶ月経過しました!)、最近はもっぱらハーブティーを嗜んでおります。
今回は、カモミールとアップルミントです。
ヨーグルトにかけて食べてみます。ハーブティーにもバラジャムを入れてみました。
ティーカップがないので、ビールグラスです。
バラジャムの味ですが、酸味があります。甘いというより甘酸っぱいという感じです。
甘味と酸味がちょうどよくバランスした上品なジャムです。トーストやパンケーキというよりヨーグルトやバニラアイスに合います。
ほのかにバラの香りもします。ハーブティーは味や香りがまろやかに感じます。
そして、食感です。
バラの花びらの食感については、筆舌に尽くし難いものがあります。
はっきりと言って食べたことがない食感です。
なんでしょう、極薄のこんにゃく…違いますね
歯ごたえのよいはんぺん…違います
バラの花びらのように薄くし、最強にコシを強くしたうどん…違う
バラの色をつけ、薄くスライスしたナタデココ…少し近いかも
何枚か重ねた食べられる絹織物…これに近いかもしれません。
まったく伝わらないですね。わかっていますよ。
そして、あなたが食べてみたくなっているのも、わかっていますよ。
次のバケーションはほぼ南フランスニースの河津町へいらっしゃって、バラジャムをご賞味ください!
そして、どんな表現が一番その食感を表すか、教えて下さいね♪