修善寺温泉で文学と観光を結びつける新たな試み、それがコトコト企画室が主導する伊豆文学まつりです。この取り組みは、地域の文学の魅力を再発見し、観光地としての価値を高めることを目指しています。その背景には、夏目漱石や島木健作などの文豪が愛した風景や雰囲気を今に伝え、文学を通じたまちづくりを実現するという思いがあります。
コトコト企画室は、修善寺温泉を舞台にさまざまな地域活性化のプロジェクトを手がけています。そのなかで、文学の力を活かしたまちづくりに注目。伊豆文学まつりを企画しました。
伊豆文学まつり
伊豆文学まつりは、地域にゆかりのある文学作品や作家を紹介し、参加者が文学と触れ合いながら楽しめるイベントです。
背景には、修善寺温泉が夏目漱石や島木健作など多くの文豪に愛された場所であることがあります。ここで過ごした彼らの足跡や思い出をたどり、その魅力を今に伝えることが、この地域の文化を守り、発展させるための第一歩と考えられました。また、修善寺漱石の会や地元の文学愛好者たちが、この取り組みに共感し、協力してくれることも大きな支えとなっています。
今年の伊豆文学まつりは、コトコト企画室が主体となって企画しました。
そのうちの一つが、読書会です。読書会では、参加者が予め指定された文学作品を読み、その感想や考えを共有する場として設けられています。今年の伊豆文学まつりでは、夏目漱石の「思い出すことなど」と島木健作の「赤蛙」を課題図書として選書しました。これらの作品を通じて、参加者が文学の世界に触れ、それを地域の風景や文化と結びつけて考える機会を提供します。
読書会は、3月23日に開催されます。午前10時半から12時までは「思い出すことなど」、午後13時半から15時までは「赤蛙」というスケジュールで進行します。参加費は500円で、課題図書のレンタル費やワンドリンク、足湯の利用料が含まれています。読書会の場所は、〇久旅館が運営するテラス「Tenn.」で行われます。ここからは修善寺温泉の風景を眺めながら、文学について語り合うことができます。
もう一つのイベントとして、3月30日には吟行が企画されています。吟行とは、参加者が一緒に修善寺温泉のまち歩きをしながら俳句を詠み合うイベントです。
コトコト企画室は「こどもと一緒にゆるほめ吟行」として、ダメ出しは一切なしの、とにかく褒め合う俳句会を企画します。参加者が気軽に俳句を楽しみ、参加者同士が親睦を深める場となることでしょう。
伊豆文学まつりは、地域の文学の魅力を再発見し、新たな観光資源として活用することを目指しています。夏目漱石や島木健作などの文豪が愛した風景や情緒を訪れる人々に伝えることで、地域の魅力を高め、観光客の増加や地域経済の活性化につなげることが期待されています。修善寺温泉の新たな一面を発見し、地域の活性化に貢献する伊豆文学まつりに、ぜひ多くの方々の参加をお待ちしています。
イベント情報
- 読書会
- 日時:2024年3月23日(土)
- 時間
- 第1部:10時半から12時
- 第2部:13時半から15時
- 課題図書
- 第1部: 夏目漱石の「思い出すことなど」
- 第2部: 島木健作の「赤蛙」
- 場所:〇久旅館が運営するテラス「Tenn.」
- 参加費:500円(課題図書のレンタル、ワンドリンク、足湯利用料込み)
- こどもと一緒にゆるほめ吟行
- 日時:2024年3月30日(土)
- 時間:13時半から15時
- 場所:Family cafe わっか
- 参加費:無料
お申し込みは、
メール:info@shuzenjionsen.com
郵便:〒410-2416 静岡県伊豆市修善寺825-2(修善寺燕舎宛)
①イベント番号 ②代表者氏名 ③参加人数 ④ご連絡先
※受付締切 3月20日(水)まで
詳しくは、こちらから
【告知】2024年 伊豆文学まつり:修善寺温泉 – 湯文好日(とうぶんこうじつ)|修善寺温泉・住民発のローカル文芸マガジン (shuzenjionsen.com)